冬の前にに咲く大輪の花

記事作成日:2022年11月29日

1年を振り返って

11月から12月にかけて見ることができる皇帝ダリアは春に蒔いた種がゆっくりと目を出して 夏を過ぎて秋の終わりににようやく開花します。日照時間が短くなって肌寒くなったころ ようやく大輪の花が咲くそうです。

12月は忙しいなかでもふと今年1年を振り返ることがあると思います。 例えば、今年1年の子どもの大きな成長に驚いたりすることはなかったですか? 私は自分の子どもが幼い時には待つことができず「早く!早く!」が口癖でした。 1年を振り返る余裕もありませんでした。 先の見えない不安に悩み、理想と現実の違いを受け入れられなかったりしました。 子どもが急に成長して早くに家を出て自立したときにはもっとゆっくりで良かったと思いました。

乳幼児の間は毎日目まぐるしく成長していることが分かりやすいです。 幼稚園や保育園に通いだしても毎月子どもの成長を感じることがあります。 ところが小学校にあがると「まだこれができないな」とできないことに目がいくことが増えてきたりします。 小学校高学年から中学校になると自主的にしてほしいところを甘えられ聞き入れてほしいところを 反抗されたりすることもあります。子どもによってそれぞれ成長にはデコボコがあります。 私がわが子のデコボコに恐ろしく不安になったときに感じたことですが自分のデコボコを 自分で認めることができると子どものデコボコも認めることができたのでした。

大人は日々の中で色々なことの優先順位があって流れるように時間が過ぎていくのではないでしょうか? 子どもの成長の素敵な瞬間を喜ぶことができる気持ちの切り替えが大人には必要だと思っています。 (できなかった私が書くのもおかしいですが) 今年も花を眺める余裕がなくなる時期に自分に少し余裕を持つようにとようやく言えるような年齢になりました。 私はわが子によって随分と鍛えられました。

子どもはいつも真剣です。誤魔化しは聞きません。手を抜いたりしません。正直にやりたいこと やりたくないことが分かっています。正解という答えはありませんが大人も子どもに 遅れをとらないように日々準備をして子どもが出してくる難題に挑戦し続けないと子どもは見ています。 子どもは自分たちの未来です。子どもに対して手を抜くと自分の未来も手抜きな未来になります。 1年の終わりに自分の行動を振り返って自分の成長したところは何処かなと探してみたいと思います。

ブログ一覧に戻る